ガス空調システムとは
LPガスには、ファンヒーターやストーブなどの暖房機器だけでなく、冷暖房のできる機器もあります。
これが、
ガス空調システム「GHP(ガスヒートポンプ)」です。
GHP(ガスヒートポンプ)は、ガスエンジンで室外ユニットのコンプレッサーを駆動し、ヒートポンプ運転によって冷暖房を行う空調システムです。
ヒートポンプのしくみ
一般に液体が気化する時には周囲の熱を奪い、気体が液化する時には熱が発生するという性質があります。
この性質を利用し、この気化と液化のサイクルを強制的に繰り返すことで、夏は室内の熱を室外に汲み出し、冬は外気の熱を室内に汲み入れることができます。
これによって冷暖房が可能となるわけです。
電気ヒートポンプとの違い
電気モーターを使っているか、ガスエンジンを使っているかの違いです。
GHPのメリット
- パワフル&スピーディな暖房
ガスエンジンの排熱を利用して、すばやい立ち上がりと、ハイカロリーのLPガスでパワフルな運転が実現されます。
寒い冬の朝でもすばやく暖め、霜取り運転も不要です。
- 電力消費量を大幅削減
ガスを熱源とするため、ファンなどの補機以外に電気を使いません。
そのため、GHPの電気消費量は、電気ヒートポンプの約10分の1です。
- 国からもバックアップ
ガスヒートポンプエアコンは国からの優遇税制の対象となっています。
「エネルギー需給構造改革投資促進税制」の対象。