ガスの安全を守る仕組み
マイコンSメーターなどの安全器具や各ガス機器に搭載された安全装置で、ガス漏れや災害時、うっかりミスによる事故を未然に防ぎます。また、定期的に保安点検・調査を実施し、お客様に安心安全な暮らしをお届けします。
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マイコンSメーター
ガスの使用量をカウントするだけでなく、24時間365日お客様宅のガス漏れを見守っています。また、コンロの消し忘れやお湯の止め忘れ、ガスを使用中に震度5以上の地震が発生したときなど、ガスを遮断して安全を守ります。 -
ガス漏れ警報器
ガス漏れを検知したときにブザーや音声で知らせます。
LPガスは空気よりも重いので床面近く(燃焼器から半径4m以内、床面から30cm以内)に設置します。
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CO(一酸化炭素)警報器
不完全燃焼などで発生したCO(一酸化炭素)を速やかに検知してブザーや音声で危険を知らせます。
CO警報器は燃焼器を設置してある室内の天井付近(燃焼器から半径4m以内、天井から30cm以内)に設置します。当社でも販売しておりますので気軽にお問い合わせください。 -
ヒューズガス栓
ゴム管が外れるなど、一度に大量のガスが流れると自動的にガスを止める安全なガス栓です。
家庭用湯沸器のように固定されたガス器具には、ヒューズガス栓からゴムホースでの接続は禁じられています。そのようなガス器具の接続は専用の低圧ホースが用意されています。
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ガス放出防止弁付高圧ホース
ボンベが転倒したときにガスの流出を防止します。
ガス機器の安全装置
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コンロ
〇 過熱防止装置
センサーが鍋底の温度を感知し熱くなり過ぎると自動消火します。
〇 立ち消え安全装置
吹きこぼれや風などで火が消えると自動消火します。
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湯沸器
〇 過熱防止装置
燃焼に必要な空気が不足したり、器具が目詰まりするなどして不完全燃焼を始めると自動的にガスを止めます。
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給湯器
〇 過熱防止装置
熱交換器や機器内の異常高温を検知し、ガスを遮断します。
〇 立ち消え安全装置
何らかの原因で炎が消えるとガスを遮断します。
保安点検・調査
スタンでは、法令に従い、定期的にお客さま宅のLPガス設備の保安点検・調査を実施しています。
お客さまに「より安全」「より安心」してLPガスをお使いいただくために、ガスボンベ廻りやガス配管設備のチェック、ガス機器の点検、ガス漏れ検査などを行います。この定期点検・調査時には費用はいただきません。
是非ともご協力くださいますようお願い申し上げます。
お客さまへのお願い
- 保安点検・調査は必ずどなたかに立ち会っていただくことをお願いしております。
- ご不在の場合は「ご連絡カード」で訪問をお知らせします。
お手数ですが点検希望日時をご連絡ください。 - 保安点検・調査の所要時間は、約30分程度です。
- 屋外だけでなく、屋内においても点検作業を実施させていただきますので、ご協力お願いいたします。
不審に思われた時は、スタンにご確認ください。
集中監視システム
お客様宅のマイコンSメーターから送られてくる情報を24時間見守り続けるのが、集中監視システムです。
このシステムは、コンロの消し忘れや、ガス漏れなどの異常が発生すると、マイコンSメーターがこれを検知し、電話回線を利用してその異常情報を集中監視センターへ自動的に通報します。
通報を受けた集中監視センターでは、お客様に電話で状況を確認し、処置方法の説明、あるいは、直ちに専門的な対応が必要な時は緊急出動し、LPガス事故を未然に防ぎます。
このように、集中監視システムは、LPガスによる安心・安全な暮らしの実現に大きな役割を果たしています。